ワニ先輩「もう顔をあげていいよ!」
顔をあげると、目の前に広がっていたのは、遠くで光るたくさんの建物や車だった。
残念ながら、私は夜景に興味がなかった。
今だからわかるが、どんな夜景を見るかではなく、誰と見るかが重要であること。
夜景を見て何も感じなかった私は、ワニ先輩のことを好きではなかったのだと思う。
でも、これまで彼氏がいたことなく、こうやって二人きりで出掛けた経験が皆無だった私は、
この雰囲気に飲み込まれていった。
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