2019年9月30日月曜日

【婚活30】18禁注意~初エッチ⑭~

股を舐め始めるワニ先輩。




(ちょ、ちょっと…!)




なされるがまま……





穴の部分を舐められると本当に気持ちいい。
(個人的にはクリ◯リスは全然。むしろ痛い)








舐め終わって放心状態の私。







私「あ、そうだ」





裸のまま布団から飛び出し(おい)
棚の中の避妊具をもって布団に戻った。





「これ使って…」






そう、この前勇気を出して買いに行ったゴム
(ぬるぬるジェル+ぶつぶつ付き)







ワニ先輩「自分で用意したの?」




ワニ先輩はビックリしていた。
こんなに準備のいい彼女、そうそういないだろう(自分で言うな)



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【婚活29】18禁注意~初エッチ⑬~

ワニ先輩の発言に腹が立った。






何が「怖じ気づいちゃった?」だ。







「……大丈夫」







そう言うや否や、ワニ先輩の手がパンツの中に入ってきた。






初めて、他人に自分の大事なところを触られる。






恥ずかしい。






声もでない。






ちょっと気持ちいいかも。











完全にパンツを脱がされた。






そしてワニ先輩は私の脚と脚の間に顔を埋めて……



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【婚活28】18禁注意~初エッチ⑫~

「苦しい……」





ワニ先輩の腕の力がゆるんだ。






腕はそっと背中を離れて胸へ





「ん……」







コリコリと片方ずつ乳首を触るワニ先輩。





時間にして数十秒(スピーディー)






ワニ先輩はささっと乳首を触ったと思ったら、


その手は下の方へと伸びた。









とっさに体をのけぞる。






22歳、世間一般では遅いのかもしれないが初体験。





もちろん、ワニ先輩もそれは知っていた。







怖いという気持ちをわかってほしかった。







しかし、ワニ先輩の信じられない一言



「怖じ気づいちゃった?」







(は?)





大丈夫?とか他に言い方があるでしょう……





今思えば、この一言がワニ先輩の本性だった。

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【婚活27】18禁注意~初エッチ⑪~

さて寝ますか、というように二人で一つの布団にはいる。





うちは敷布団だ。






しばらくじっとしていた。






ワニ先輩「寝た?」





私「起きてる」
※敬語をやめた








…………






ワニ先輩「うさこ」







先輩の顔が近づいてくる。







ちゅ…







舌が入ってくることにはだいぶ慣れてきた。







告白されたときと同じように死ぬかと思うくらい強い力で抱き締められた



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【婚活26】18禁注意~初エッチ⑩~

お風呂に入って念入りに体を洗う。





ふと、下の毛はどうするべきなのか迷った。









『ツルツルだと引く』
『ボーボーだと引く』






これまで雑誌やネットで得た知識。






折衷案で行こう。







高校生の時、興味本意で剃ってみたことがある。







4日後、チクチクで地獄を見た。




前のようになりませんように。









フロントは残して、内側のみ剃ってみた。
(専門用語がわからない)

2019年9月29日日曜日

【婚活25】18禁注意~初エッチ⑨~

ご飯を食べたあと、しばらく話した。






お弁当用のハンバーグまで食べられ、ちょっと不機嫌な私。





イライラを隠しつつ、これまでの人生の話をした。








ワニ先輩はかつて、この辺り(ワニ先輩の地元)でトップの公立高校に通っていた。

(本人は今でもその事を誇りに思っている)






もちろん、大学入試でも回りから期待された。






しかし、失敗し浪人した。






ワニ先輩「本当は医者になりたかったんだ」








高校卒業後、ワニ先輩は上京し、予備校で勉強した。






いよいよ迎えるセンター試験当日(当時は共通一次?)








ワニ先輩は……










インフルエンザに感染した







世の中には「運のない人」という人種が確実にいると思う。







ワニ先輩はまさにそうだと思った。







もちろん、体調管理は自己責任なのかもしれないが、ワニ先輩と過ごしていく中でそれを実感することが多かった。












ワニ先輩「そろそろお風呂入る?」




ついにきたか…
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2019年9月28日土曜日

【婚活24】18禁注意~初エッチ⑧~

2014年11月のある土曜。






休日出勤を終え、ハンバーグをこしらえる。








ひき肉料理は簡単で外れない(と思う)







買ったコンドームはテレビの横の引き出しの中でスタンバイしていた。










「ピンポーン」







1人暮らしを始めてから約半年、初めてのお客さん。







ワニ先輩が家にいる。





不思議な感じだった。






ワニ先輩はハンバーグを美味しそうに食べた。






大きめのを二つ出したのだが、おかわりを欲しがった。





食べ終わるとまたおかわりを欲しがった。





………






結局、お弁当用に作っておいたミニハンバーグも全て食べてしまった。







食べすぎ……






ちょっと引いた
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【婚活23】18禁注意~初エッチ⑦~

友達同士で「初体験」について話すことはあった。




未経験の私は聞く専門だったが

みんな口を揃えて言うのは「痛かった」ということ。







女子(私の友達)はけっこうエロい話をする。








でも、肝心なところは言わない。







相手の男性の状態がどんな感じだったかという話はするけど、自分の状態は話さない。








商品棚に並ぶ避妊具を見ながらどれにしようかと悩む。






薄ければ薄い方がよさそうなのは、パッケージの謳い文句からわかった。






「香りつき」



これは意味あるのか……?









「ぬるぬるジェルつき」






これは摩擦が減ってよさそう。









結局、


ピンクの蝶が印刷された、ジェルとぶつぶつ(効果のほどは不明)がついているらしいゴムをチョイスした。





こんなものを買う日が来るとは……







大人になったなぁ……


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【婚活22】18禁注意~初エッチ⑥~


「うさこの家に行ってもいい?」




付き合って2週間がたった頃だった。







ついに来たか……!




ズボンの上からさわったらワニ先輩が私の中に入るときが迫っている……







私は部屋を片付け、その日振る舞う料理を考え、そして







ドラッグストアでコンドームを買った(用意周到)





だって、自分の体を守るためだし…
保健体育の授業で女性も用意するべきって習ったし…





と、頭のなかで呟きながら、豊富なラインナップの避妊具の棚から選んでいた。





恥ずかしかった。






大人だったら普通のことなのに恥ずかしいものは恥ずかしい。





一体どれを選べばいいのやら…













私には1つ心配していることがあった。






それは、
ワニ先輩のアレは本当に私のアソコに入るのか(物理的問題)


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2019年9月27日金曜日

【婚活21】18禁注意~初エッチ⑤~

服の上からワニ先輩のアレを撫でる私。







「これがうさこの中に入るんだよ」







そうか、私たちは付き合っているから、いずれエッチをするのか。






わかってはいるけど、言い方がキモい。






決定事項なの?私に選択権はないの?








まさか初エッチを20歳も年上の人とするなんて、思いもしなかったなぁ。






この日は服の上から撫でておしまい。

なんとなくエッチ予約みたいなのをされ、帰宅した。


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【婚活⑳】18禁注意~初エッチ④~

乳首をさわられて気持ちいいと言うより、突然大人の階段を駆け上っているこの状況が気持ちよかった。







「俺のも触って」







ワニ先輩の股間が盛り上がっていた。






男性は性的に興奮すると勃起するということは保健体育の授業で習ったから知っていたが、





実際どのようなものかはわからなかった。







服の上から恐る恐る撫でてみる。





一体ズボンの中にはどんな状態のアレが隠されているんだろう。








そしてワニ先輩は言った。
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【婚活⑲】18禁注意~初エッチ③~

唇を重ねる




ディープキスのやり方って、これであっているのだろうか







正解がわからない







狭い運転席で密着する







ワニ先輩が体勢を変えたとき、私の胸に手が当たった






「ごめん」







告白された日のように、ワニ先輩の心臓の音がこちらまで聞こえてきた。







ワニ先輩のヤル気スイッチが入った音がした。







服のなかに入ってくる手。







抵抗してみたが「触りたい」と言われ従った。





白のセーターをめくられ、ブラの中に手が入る。





「あ……」






乳首を触られ、気持ちいいようなよくないような。





無言というのは気まずいものである。





「ん……」とか「いや……」とか、それっぽい声を出してみる。






ワニ先輩「無理しなくていいよ」










演技がバレた(笑)



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【婚活⑱】18禁注意~初エッチ②~

田んぼ道のど真ん中に車を停めて、リクライニングを倒し、




手を繋ぎながら仕事の話や家の話をした。






42歳のワニ先輩は男三人兄弟の長男だった。







幼い頃両親は離婚し、祖父母と母親に育てられ、お祖父さんのことを大変尊敬していた。






そのお祖父さんはワニ先輩が20歳の頃亡くなった。






兄弟はそれぞれ家庭を持っている。





弟たちに結婚の順番を抜かされて、どんな気分だったのだろう。





私だったら嫌だなと思ったがそれは言わないでおいた。









ワニ先輩は子どもに好かれる体質だった。





よくいる、子供の前で子どもになれるタイプ。





姪や甥を大変可愛がっているようだった。





「甥っ子が高校入試を控えていてさ、親(ワニ先輩の弟とその奥さん)じゃなくて、俺に相談してくるんだ」


「甥っ子も親より俺の方が本音で話しやすいみたいでさ」







この自慢は聞いていて不愉快だった。




ワニ先輩は服もダサかったが、思考もダサかった。




ワニ先輩は人間関係に首を突っ込み、自分の方を向かせる才能がある。





某先輩
「ワニくんはお客さんの気持ちを奪っていく」




私たちの仕事は、1人につき20人から30人のお客さんを担当する。




単独プレーではなく、職場の人間同士連携を取りながら仕事をする。




ワニ先輩は平気で他の人のお客さんに接近し、


自分の方が素晴らしい仕事ができるとわざわざアピールし、



時にはお客さんに「担当を変えてほしい」と不満を持たせる。






お客を奪われた人の力不足といってはそれまでだが、お客の気持ちを奪われても、別に給料は変わらない。






ワニ先輩の場合
・振り向かせた俺、かっこいい
・振り向かせた俺、最高
・頼られて鼻が高いぜ


という思考だった。




職場だけでなく、プライベートでもこの考えは一貫していた。




私のことも
20歳も年下の女を振り向かせた


くらいにしか思ってなかったのかもしれない。




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2019年9月26日木曜日

【婚活⑰】18禁注意~初エッチ①~

ワニ先輩とお付き合いが始まった。





22歳と42歳。




初めての彼氏は20歳も年上。





この頃は仕事も早く上がれるようになった。






家につくとワニ先輩からメール。
※ワニ先輩はガラケー(さすがオジサン)





ワニ先輩「20時頃行けます♪」






ワニ先輩の車に乗り込み向かった先は…










田んぼ  (は?)
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【婚活⑯】初めての彼氏~付き合う⑨~

告白の返事で大好きと言われて驚くワニ先輩。




ぎゅっと初めてのハグをしながら


「大丈夫?恋に恋してるだけじゃない?」




と、なんとも失礼な一言。






一般的には、付き合ってから何日くらいでキスをするのが普通なのか知らないが、






ワニ先輩の唇が迫ってきたと思うやいなや、いきなり舌を入れてきた…!!





とっさに顔を背ける(ごめんなさい)




だって……




舌入れるとかちょっとヤダ…(未経験)





ワニ先輩は負けじと強引に私の体をロックし、
無事に突破された。





そして、それはもう窒息死するんじゃないかと思うくらいの力で抱き締められた。







ぐ、ぐるじい…!



本当に肺に空気が入らない……!



殺される…!(抱擁死)





「苦しいです」
と伝えたが、無視された(ぇ…)







ワニ先輩の心臓は壊れるんじゃないかと思うくらい暴走していた。




拍動が聞こえてくるくらい。






私の心臓は平常時と変わらず(やっぱり恋に恋してただけ)








この日は、下山後にもう一度チュー(適応した)をして帰った。




これが2014年10月25日の土曜日のできごと。

【婚活⑮】初めての彼氏~付き合う⑧~

「うさこさん」





ワニ先輩は向き直った。







(あ、私今から告白されるんだ)







告白されるなんていつぶりだろう。






22歳の私は、これまで浮いた話がなかった。





そもそも恋愛にあまり興味がなかった。




高校生になったら彼氏の1人や2人できるのかなぁ。



………………。






大学生になればできるだろう。




…………………。







彼氏がほしかったのではなくて、ただ普通の、一般的な女性として、このままではまずいのでは?と思っていただけ。







こういうのは、中学生くらいでとっくに済ましておくことなのかもしれない。






でも、好きな人なんてそうそうできないし、できても既に彼女がいる、




たとえ彼女がいなくても、私を好いてくれる人とは限らない。






白馬の王子さまなんて、待っているだけでは永遠に現れない。





彼氏は自然にできるものではないんだ。






男女が自分の意思を出して、お互いに歩み寄らなければくっつくことはない。


















ワニ先輩「年齢差はあるけど、俺と付き合ってください」





20歳年上なんて、今なら考えられないが、
ワニ先輩は大丈夫な気がする



と、経験値ゼロの私は根拠もなしに思った。






私の答えは







「はい。大好き。」









大好きって(失笑)


でも嘘ではなかった。


本当の「好き」をまだ知らなかっただけだったんだと思う。




少なくとも、私を好いてくれた、




ウナギを奢ってくれた(半分奪われたけど)




車でこうやって夜景につれてきてくれた





こんな人もう現れないかもしれない

【婚活⑭】初めての彼氏~付き合う⑦~

ワニ先輩「もう顔をあげていいよ!」





顔をあげると、目の前に広がっていたのは、遠くで光るたくさんの建物や車だった。








残念ながら、私は夜景に興味がなかった。






今だからわかるが、どんな夜景を見るかではなく、誰と見るかが重要であること。





夜景を見て何も感じなかった私は、ワニ先輩のことを好きではなかったのだと思う。





でも、これまで彼氏がいたことなく、こうやって二人きりで出掛けた経験が皆無だった私は、
この雰囲気に飲み込まれていった。

【婚活⑬】初めての彼氏~付き合う⑥~

車から降りると真っ暗だった。




「手つないでいい?」




なるほど、手を繋がざるをえない。





緩やかな坂を、ワニ先輩に手を引かれ登っていく。




人生初、異性と手を繋いだ。




デートのプランを考えてくれる男性にはホントに感謝だが、

山に来るなら「歩きやすい靴で来て」など、一言ほしかった。




がっつりヒールのある靴で来てしまった。歩きにくい。







ワニ先輩「下を向いて歩いて!」





一体何処へ連れていかれるのか

2019年9月25日水曜日

【婚活⑫】初めての彼氏~付き合う⑤~

ワニ先輩の車にゆられること約1時間。





山の中に入っていった。





車同士がすれ違えないほど細い山道。





車はどんどん上へと登っていく。
真っ暗な山の中だというのに対向車がやけに多い。




ワニ先輩の華麗なハンドルさばきは、正直運転が上手なんだなと感じた。






そんな険しい道の先には……

【婚活⑪】初めての彼氏~付き合う④~

2014年10月25日土曜日、




ワニ先輩と私はお互い休日出勤だった。






メールで「今夜ドライブにいきませんか」と誘われた。







家に帰り支度をする。






22歳の私の服装は、ブラウスにミニスカート、カーディガンといった大学生のときと変わらないスタイルだった。





18時頃、見慣れたワンボックスカーが到着。






ワニ先輩は、肌寒い季節にはぴったりのブランケットを用意してくれていた。









夏に私の上司が言っていた。


「3月頃、ワニくんと彼女がららぽーとで買い物してたけどもう別れちゃったみたいだね~」






このブランケットは半年前までいた彼女が使っていたのだろうか。






複雑な気持ちだった。

【婚活⑩】初めての彼氏~付き合う③~

ウナギを食べに行った日から、休日の夜はワニ先輩と食事に行くようになった。




この時、彼氏いない暦=年齢だった私は、




ワニ先輩といい感じだな♪
と能天気に考えていた。




ワニ先輩は確実に私に好意を寄せていた。




忘れてはいけないのは、ワニ先輩と私の年齢差が20歳ということである。(私22、ワニ先輩42)





ワニ先輩の自宅は私の家から車で30分くらいのところにあったが、いつも迎えに来てくれた。




それだけでウブな私は舞い上がった。






以前、友達が「男性はスーツを着ると3割り増しに見える」と言ったが、本当だと思う。





仕事は普段スーツなので、ワニ先輩はそこそこかっこいいと思っていた。





しかし、休日会うとなるともちろん私服である。






ワニ先輩の私服は……






クソダサかった(人のこと言えない)

2019年9月24日火曜日

【婚活⑨】初めての彼氏~付き合う②~

ウナギの翌日、



出勤したら、すでにワニ先輩がいた。






「おはようございます。昨日はありがとうございました」




お礼は大切である。



ワニ先輩は「シーッ」と人差し指をたてた。




あれ、内緒にしなきゃいけないのかなと思った。

【婚活⑧】初めての彼氏~付き合う①~

次の年から正社員として働けることになった私は、穏やかな気持ちで過ごしていた。




ワニ先輩は約束通り、ウナギを食べにつれていってくれた。





しかも、お祝いとして、可愛いブランケットとこれまた可愛い置物をプレゼントしてくれた。
(雑貨屋でセットで売られてそうなやつ)







私は、女性としてはたくさん食べる方だと思う。




出されたものを残すことはまずない。
(苦手な食べ物はグリンピースとしいたけ)





ワニ先輩は


「思ったよりウナギ多いよね。食べるよ」




と、あたかも親切を装って、私のウナギを奪っていった。




本当は、全部食べられるのに。




プライドが高い私は、大食いであることを悟られてはいけないという無駄な見栄を張り、


「食べかけなのにすみません~」




と、本当は全部食べたい気持ちを殺して、




ウナギを差し出した。








ワニ先輩のこの「あくまで相手のためを思って」という完全なる余計なお世話は、




これから私を苦しめることになる。





ウナギは、ワニ先輩にごちそうになった。





この後ワニ先輩とはたくさん食事に行くことになるが、





おごってもらったのはこのウナギが最初で最後だった。







ちなみにワニ先輩は、2014年当事42歳(早生まれ)。





そう、私よりも20歳年上だった。

【婚活⑦】初めての彼氏~出会い③~

ある日、帰ろうとすると




ワニ先輩に呼び止められた。






「正社員になれるといいね」








私は自信がなかった。




自信がないから、「難しいかもしれません~」といって、自分でハードルを下げておいた。






大学時代も、正社員として雇用されなかったことで、うまくいっている人を妬み、





誘ってくれた卒業旅行も断り、





逃げるように去った私。






プライドが高かった。










ワニ先輩は、




「正社員になれたらウナギをご馳走するよ」
と言った。




私は、「無理だと思ってるからそんな約束をしてくるのか」



と、ひねくれた思考に陥った。













その数週間後、





次の年に正社員として採用されることが決まった。


2014年、10月のことだった。

【婚活⑥】初めての彼氏~出会い②~

ワニ先輩は見た目は35歳くらいに見えた。




第一印象は、「明るくて気さくな兄ちゃん」




私の勤め先は、1つの部署に4人配属されていて(契約社員は全体で私のみ)





ワニ先輩の部署は特殊で、部署にワニ先輩1人しかいなかった。






私の上司とワニ先輩は仲が良かったので、






部署の飲み会にはいつもワニ先輩がついてきた。





私以外の新卒者はおらず、
女性は私以外に二人(共に40代)






この職場では大変可愛がっていただいた。




【婚活⑤】初めての彼氏~出会い①~

大学卒業後、地元から少し離れたところで勤め始めた。


もちろんひとり暮らしである。





4月1日、職場の各施設を案内してくれた先輩(ワニっぽいのでワニ先輩とする)と、



今後深い関係になることをまだ知るよしもない。






早く正社員として採用されなければ……



平日は10時過ぎまで仕事、休日は勉強と、一切遊ぶことなく頑張った。

2019年9月23日月曜日

【婚活④】初めての彼氏~出会う前③~

私はファッションセンスが驚くほどないが、



それでも、おしゃれな装いを施すことは好きである。



母が用意してくれた紫色の袴を着て、



無事に卒業式を迎えた。




母は節目節目の服装に対していつも気にかけてくれる。






不純な動機のウォーキング(婚活③参照)により、



4㎏の減量に成功した私は、




同じ研究室のイケメン君に



「綺麗だよ」



とお世辞を言われて舞い上がる(単純)。



この経験は、数年後始まる婚活にいきることになる。


華やかな雰囲気に就職が決まらなかった私の気持ちはついていかず、



逃げるように謝恩会会場から姿を消した。



駅のトイレで袴を脱ぎ、(時間がかかって腹痛のおっさんにキレられた)



コンビニからレンタル会社に郵送し、



逃げるように(二回目)新幹線に乗り込んで、



4年間過ごした思い出の地に別れを告げた。




なお、ここまで彼氏いない暦=年齢 であった。

【婚活③】初めての彼氏~出会う前②~

うまく就職が決まらない私は友達から距離を置き、


ひっそりと生活するようになった。



こんな惨めな自分は、車にはねられていなくなった方がマシだと思うようになり(かなりやばい)、



夜な夜な森の中の人気のない道を徘徊するようになった。



ウォーキングをしていると心が落ち着いた。




就職できない私はただの残念な人だが、車に跳ねられる、



あるいは不審者に殺されれば、



多少は「かわいそうな人」として




人々の記憶に残るのではないかと思っていた。
(それはない)



大変不謹慎な考えだが、



就職できないということは、それほど学生の心を傷つけるというものである。




私が受けた就職試験は筆記試験と個人面接、集団討論があった。




一次試験は何なくパスした。




筆記試験は勉強すればどうにでもなるし、



個人面接なんてそれなりに取り繕う技術があればどうということなかった。




問題は二次試験である。




専門的な内容の個人面接に、集団討論。



完敗だった。



実践的な内容を問われ、しどろもどろになり、



集団討論では協調性も積極性も何一つ発揮することができなかった。



面接で落とされると、人格まで否定された気になる。





夜のウォーキングにとどまらず、早朝も外に出るようになった。




轢死するどころか、




4㎏痩せて、きれいになったと言われるようになった。


【婚活②】初めての彼氏~出会う前①~

大学を卒業して、地元から少し離れたところで就職した。


就職といっても一年だけの契約。


正社員にはなれなかった。







大学4年生の冬にはほとんどの人は就職先が決まり、


大学生活ラストスパートという学校を卒業する前の独特な高揚感であふれるであろう時期に、



私は「正社員の枠を取れなかった自分」に対する不甲斐なさと、



内定をもらっている同級生への嫉妬心と、



サボったツケにより、結果がまとまらない卒論(自業自得)に対する不安で、


常にイライラしていた。

【婚活①】婚活のはじまり

平成30年の5月、


私は3年半付き合った彼を見切り、


新たな出会いを探そうと決意した。


目指すのはただの出会いではない。


「結婚」につながる出会い。




婚活を軸に、


家族にも友達にも職場の人にも言えない、一人の女性の本音を綴ります。